温度計用センサーの基礎知識

外部センサー付き温湿度計の利用

室内と室外の温度差は、人体にも悪影響を及ぼしますが、取り扱う製品にも大きな影響をもたらします。

人体と同様、ほとんどの製品が急激な温度変化を嫌います。食品の場合もそうですし、精密機器もそうです。そのため製品を移動させる際には、室外の温度がわかる状態にしておくことが望まれます。そこで役立つのが、外部センサー付き温湿度計です。外部センサーがケーブルで結ばれており、室内にある温湿度計に室外の温度が表示されるようになっていますから、室内にいながら常に室外の温度がわかる状態となります。

外部の温度計をカメラで撮影して、インターネット回線を利用して温度計の映像をモニターに映すという方法を用いれば、外部センサー付き温湿度計を使わなくても外部の温度はわかりますが、インターネットを使う際の装置のほうが、ずっと高くつくことになりそうです。外部センサー付き温湿度計の中には、3、800円程度で購入できるものもあります。

カメラもいらず、モニター画面も必要ありません。外部センサーはケーブルでつながれていますから、単純な構造です。設置するのが極めて簡単であるという点も、魅力です。パソコンやインターネットに詳しくないスタッフでも、容易に設置できます。値段が3、800円程度と安いこともあって、あえてインターネットを利用しなくても事足りそうです。企業活動だけでなく家庭でも、極寒の地ではおおいに役立ちそうです。外がマイナス40度でも計測できます。

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